2020年6月29日月曜日

映画 プリズンサークルを観て



昨日、表題の映画を観た。
島根あさひ社会復帰促進センターという名の刑務所で
受刑者たちがTCと呼ばれる対話を通した社会復帰のためのカリキュラムを通して
固く閉ざしていた自分自身の罪と向き合い、そこにある本当の自分自身の気持ちと向き合っていく有様を刑務所内部で撮影したドキュメンタリー。

対話というものの大事さは、アートシーンでの対話型鑑賞や、ダイアログ・イン・ザ・ダークの体験からわかっていたつもりではあったが、本当の意味で対話の持つ力というものを、まざまざと見せつけられ、そこにある葛藤と本心と罪悪感と自責の心と未来への希望。。。あらゆる感情が入り混じった自分の本心と向き合う受刑者たちの心の有様が、生々しくカメラで捉えられていた。

犯してしまった罪は、償わなければならない。

だけど、もしもっとこの世界に芸術が溢れていたら、そもそも罪を犯さずに済んだかもしれない。

そんなことを思った。

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