2020年12月6日日曜日

シタールの音響

 シタールの音響について書いてみようと思います。

ここ数年、新しく機材導入はエフェクターばかり増えているが、

シタールの集音環境においては特段変化はない。

逆に言えば、ある程度満足しているとも言える。

使用機材は、

  • SENNHEISER MD421HL GOLD(いわゆるクジラの限定版です。)

  • McIntyre ST-08(シタール用ピエゾピックアップ)


  • FISHMAN/Aura Spectrum DI Preamp (多機能アコーステシック楽器用プリアンプ)


  • Digitech RV-7(多機能高品質リバーブ)

マイクだけでいける現場は、クジラのみで。
マイクのみで難しい現場は、ピエゾのピックアップを使用して、プリアンプとリバーブで調整して、クジラでエアー集音をブレンドしてます。
PAは、AERのBINGOを使ってます。学校の教室くらいの広さならこれで十分。

ステレオで出力したい場合は、YAMAHAのMSP5をMACKIEの802VLZ3に繋いで。

しばらくクジラだけで音作ってたんですが、先日、エフェクターを多用するライブから久しぶりにピックアップを併用して、色々調整していたら、なかなか好みの音になったので、
またしばらくマイク+ピックアップの音作りでいこうかと思います。
そうなると、そのミックスを手元でやるためにミニミキサーも欲しくなるんですよね。

プリアンプの音が好みなので、mackieかなあなんて思うんですが、
YAMAHAも機能的に良さげ。
こうやって機材は増える一方です。。
こうなると、こんどは車が欲しいですね。。

ネットの拾い画像ばかりで見づらくなっちゃいましたが、ご勘弁を!



2020年11月29日日曜日

サイレントサークルを経て

 日が経ってしまいましたが、久しぶりの自主企画 サイレントサークル#1が無事終了しました。

沈黙を楽しむ時間。

想像以上に振り返りが面白く、数日間余韻に浸っていました。

言葉から離れて過ごした数時間が、その後、数日にわたり言葉について考えるきっかけを面白い事実です。


初回ということもあり、zoomでの対話への参加が少なかったり、いろいろと修正点はありますが、次回につながる時間となったことは非常にありがたく、関わってくれた全ての人に感謝します。


次回への構想がすでに進んでいます。

より良い形になると思います。



2020年11月21日土曜日

サイレントサークル#1

コロナ禍になり、以前と同じようにイベントの開催等が難しくなったこともあり、
人数の制限や、談笑飲食の制限等、抑圧を感じることが増えたのを逆手にとって、
制限ではなく、そのこと自体を楽しめないだろうか?
と夏前くらいから暖めていた企画です。

いよいよ2日後に迫りました。
初回がいい形となり、シリーズ化できることを望みます。


以下詳細です。


サイレントサークル#1

オンラインで人と会う機会が増えた昨今、いま一度、オフラインで空間と時間を共有することの意味について考えてみました。

その中で、インドのコミュニティで行われている手法に出会いました。

何か問題が起きると当事者もそれ以外の人もみんなが集まりただ黙ってその場にいる、という沈黙の集会が開かれるそうです。
そして、それぞれが納得したら、その場を離れるのだとか。

その時、その場で、交わされているものは何なのか。
オフラインで空間と時間を共有することの意味について、手掛かりが掴めるかもしれない。
そう思った私たちは、発話せずその場に居ることを体験するワークショップ「サイレントサークル」を作ることにしました。

場所は、神奈川県川崎市の等覚院。
内容は、古くから沈黙して自己と向き合う手法である坐禅*と、沈黙の集会を実践するインドの伝統音楽・北インド古典音楽。
それらを会話をしないで体験します。
集まった人がお寺で空間を共にしながら、坐禅と音楽の時間を過ごしてみる会です。
その時、その場で、交わされる/されないものは何なのか、探ってみたいと思います。
*坐禅で背中は叩きません。安心してご参加ください。

昼に黙々と体験したワークショップの感想を共有するため、夜の寝る前に1日を振り返りながら、zoomでアフタートークを行います。

ちょっと変わった非日常の時間ですが、前までとちょっと変わってしまった世界だからこそ
こんな時間を共有できたら嬉しく思います。

主催:田中悠宇吾・近藤乃梨子・中島光信

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日時|2020年11月23日(月・祝)13:00-15:00 、アフタートーク21:00-22:00
場所|神木山等覚院(アフタートークはzoomで行います)
対象・定員|中学生以上・14名
参加費|4500円

※アフタートークのzoomの会議ID・パスワードは、お申し込みいただいた方にメッセージでお知らせいたします。
※お申し込み後にキャンセルされる場合は、Peatixのキャンセルについてのページをご参照ください。
※お預かりした個人情報は、このワークショップに関連する連絡にのみ使用します。

<参加に際してのお願い>
・会場はお寺の本堂です。ソーシャルディスタンスを確保するため、14名限定となります。
・マスク着用・入場前に検温にご協力ください。
・以下の方は参加をご遠慮くださいますようお願いいたします。
  *発熱や咳き込み等の症状がある方、体調の優れない方
  *過去14日以内に発熱や風邪症状等で受診や服薬等をした方
  *感染拡大している地域や国への渡航歴が14日以内にある方
・静かな時間の確保のため、等覚院の山門をくぐってからの発声はお控えください。
・携帯電話等の電子機器は、音が鳴らない設定にご協力をお願いいたします。

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+進行

近藤乃梨子(こんどうのりこ|アート・コミュニケーター)
NPO ARDAにて、小学校の授業や美術館で対話型美術鑑賞をおこなうプロジェクト運営を担う。自らも鑑賞ファシリテーターとして活動しながら、アートの作用で人々の毎日が彩り豊かになるよう、探求を続けている。

+ 坐禅

中島光信 (なかじまこうしん|等覚院副住職、ファシリテーター)
2007年、比叡山にて修行。以降比叡山にて子供達の坐禅指導係を務める。『仏教×ワークショップ』シリーズや、世界三大宗教を対比する「WORKSHOP AID」、ミュージシャンとの共演など、さまざまな活動を展開している。

+演奏

田中悠宇吾(たなかゆうご|シタール奏者)
東京都出身。2008年よりヒマラヤのナーダヨギの精神性とシタールの巨匠の技術を受け継ぐシタール奏者Dr.Gopal Krishan Shah氏に師事。師と共にリシケシ、ヴリンダーバンなど聖地を廻り北インド古典音楽を学ぶ。静寂な朝の水汲みから始まり、虫の音の月夜を迎える師との暮らしはその後、表現に求める音像としての光景の元となる。インド音楽だけでなく、多数のエフェクターを使用したアプローチや、グリッチ、ピンクノイズ等の現代的音楽表現との実験的プロジェクト(Aprl : エイプリル)、映像やダンスなどビジュアルアーツとの共演、芸術祭への参加など多方面で活動。北インド古典音楽と枯山水などの庭園に共通する精神性を現代的に再解釈し空間芸術として再構築している。 https://www.yugotanaka.com/


立岩潤三(たていわじゅんぞう|タブラ、パーカッショニスト)
タブラ(インド)を吉見征樹/プラフーラ・アタリー、ダルブッカ(中東)をセルダール・バグティル、フレームドラムをグレン・ベレスの各氏に師事。これらの打楽器で古典音楽/トラッドを演奏すると共に、その可能性を探るべくロック、古楽、クラシック、ジャズ等幅広いジャンルへのアプローチや作曲を行っている。ポルトガル最大規模の「Boom Festival 2010」出演、2014年「インド古典舞踊公演・チャトゥル・ナティ」作曲・演奏。http://tateiwajunzo.wix.com/tateiwajunzo

2020年10月9日金曜日

CONSTELLATION 2020

2年ほど前にお世話になった画家の古川勝紀さんの企画にタブラの石田紫織さんと一緒で演奏で参加します。




CONSTELLATION  2020

Oct 24, White Gallery
2020.10.24 (SAT)
OPEN 12:00  START 17:00
CONSTELLATION 2020
2020年 10月22日~10月27日
美術 
上矢津、菅野美榮、筒井友美、
つつみよしひこ、古川勝紀、菱田陽子
LIVE 
田中 悠宇吾   
石田 紫織 

White Gallery   
文京区千駄木2-35-2

2020年9月20日日曜日

ムリウイ

 祖師谷のムリウイさんで立岩潤三さんとご一緒します。
立岩さんとは去年の6月の代官山 晴れ豆さん以来で久しぶりです。



​2020.10.18 (SUN)

OPEN 18:30  START 19:00


20本前後にも及ぶ弦を持ち、インドで一番有名とも言われる撥弦楽器シタールと、大小2種類の太鼓から無限に繰り出される音色とリズムを奏でるタブラによる長大な即興ベースの北インド古典音楽の夕べ。


田中悠宇吾(シタール)

立岩潤三(タブラ)


18:30 開場

19:00 開演

料金 ¥2,500 + 1 order 

(カフェメニュー/フードなし)

予約:reserve.tanc@gmail.com


カフェムリウイhttps://www.ne.jp/asahi/cafe/muriwui/

2020年9月9日水曜日

聴こえる風景




東京都の芸術文化支援事業に福島に行った時のことを映像にまとめて出したものが公開されました。

2020年7月18日土曜日

復帰ライブ

3月に予定していたワークショップとライブが延期になったのを皮切りに
いくつかの予定が消えて例外にもれずコロナ禍に巻き込まれる形で演奏をしばらくしていなかったが、5ヶ月ぶりの演奏が決まりました。
とはいえ、こんなご時世なので告知は積極的にはできないです。。
直接、お問い合わせください。



2020年7月12日日曜日

書道とインド音楽の共通点

インド音楽と書道は似てる。

スズリで墨をするところから始まり、真っ白な半紙を前に正座で精神を集中して、一筆目から途切れずに書き上げる。
書き直しもきかない。
毎回絶対に同じにはならない即興でありながら、そこには書き順があり意味があり美がある。

型がありながら即興であるインド音楽ととてもよく似ている。

ラーガは例えるなら空に浮かぶ雲みたいなもの。
それは確かに雲というものなんだけど、2度と同じ形で現れることはなく、いつも形は変わっていく。
でも、確かにそれは雲というものである。

ラーガは例えるなら波みたいなもの。
それは確かに波というものなんだけど、2度と同じ形で現れることはなく、いつも形は変わっていく。
でも、確かにそれは波というものである。

型をしっかりと意識して
その形を表現する。
何になるかやってみないとわからない完全即興とは全く違う。

それは書道に似ていると思う。

2020年6月30日火曜日

You由You在 舞踏バージョン公開

 




山海塾 石井則仁くんのダンスダイアログプロジェクトのYou由You在の舞踏バージョンがアップされました。
一斉に自粛ムードが広まり、緊急事態宣言も発令されたころの4月あたまに、石井くんから声をかけてもらい、コンテンポラリーバージョンと舞踏バージョンの2本の動画に音をつけた。
まず、最初に着手したのが、舞踏バージョン。
インド音楽で、アラープと言われるシタールの独奏を主軸に踊りに合わせて展開させた。
石井くんの舞踏から深い夜の旋律が浮かんだので、旋律はRaga Malkauns。深夜の厳かなラーガを選んだ。


コンテンポラリーの方は、4年前にAprlでリリースしたRain/Waltzという曲が不思議とハマったので、それにした。
どちらもスマホのスピーカーでは再生できない周波数帯を使っているため、ヘッドホン推奨。

その後は、ひたすらに水面下で作品制作をしているため、自粛中活動といえばこのプロジェクトに参加したくらい。
他にもたくさんの方々が参加されていて、同じ踊りの映像が音が変わることで、動きのフォーカスのされ方が変わっていく。
優れたファシリテーターのもとに、対話型鑑賞の企画をやったら相当面白いだろうとは思う。まさにダンスダイアログ。
石井くんのYou Tubeチャンネルから他の映像も聴き比べられるので、ぜひ聴き比べてその感じ方の違いを味わってみてほしい。







2020年6月29日月曜日

映画 プリズンサークルを観て



昨日、表題の映画を観た。
島根あさひ社会復帰促進センターという名の刑務所で
受刑者たちがTCと呼ばれる対話を通した社会復帰のためのカリキュラムを通して
固く閉ざしていた自分自身の罪と向き合い、そこにある本当の自分自身の気持ちと向き合っていく有様を刑務所内部で撮影したドキュメンタリー。

対話というものの大事さは、アートシーンでの対話型鑑賞や、ダイアログ・イン・ザ・ダークの体験からわかっていたつもりではあったが、本当の意味で対話の持つ力というものを、まざまざと見せつけられ、そこにある葛藤と本心と罪悪感と自責の心と未来への希望。。。あらゆる感情が入り混じった自分の本心と向き合う受刑者たちの心の有様が、生々しくカメラで捉えられていた。

犯してしまった罪は、償わなければならない。

だけど、もしもっとこの世界に芸術が溢れていたら、そもそも罪を犯さずに済んだかもしれない。

そんなことを思った。

2020年6月27日土曜日

オラファー・エリアソン ときに川は橋となる



先日、オラファー・エリアソンの個展を観に行った。
コロナの騒ぎで開催が延期され、3月に行くつもりが6月になってようやく行けるようになった。
その日は雨の平日ということもあり、そこそこ空いていてゆっくり観れた。

以下、ネタバレも含むので、観に行く予定の方は、ここで閉じてください。





展覧会全体を通して、作品自体の実体性よりも、そこに鑑賞者が介在することによって起こる現象そのものを作品としている展示は、とても自分好みで素晴らしかった。

作品自体に実体がないというのは、例えば霧に映る虹の作品など、通常では触らないように柵が設けてあったりするが、作品自体が触れられるものではないため、柵などない。
あるのは天井に設置された噴霧器とライトだけ。
そこに映る虹も、鑑賞者が動き、見る角度が変われば見えたり見えなかったりする。

とても音楽的な表現だなと思った。

触れられないけど、確かにそこにある現象。
それに見入ってしまう様。

自分は、とにかく単にビジュアルアーツではなく、スペーシャルアーツ(空間芸術)が好きなんだなと。


3つの円形のガラスがゆっくりと回転する展示では、
色の重なり合いで、空間の中に様々な色が現れては消えていく。
ランダムに重なり合う円形の色の動きを見守る展示空間。
時折、全ての円が真横になり、すべて棒状の影のみが壁に映っている瞬間があり、
その時だけ全ての色が無くなった。
何かしらの色があり続ける状態=写真映えのする状態から、色が失われて写真映えしなくなった時に、この瞬間がもっとも映えるな。写真では伝えられないけど。
と思ったりした。勝手に映え画像ありきで拡散されるいまの情報のあり方について考えたりしていた。たぶん、作品の意図とは関係ないけど。

そもそも、作品をどう見るかは鑑賞者の自由なので、そこに絶対的な答えなどない。

"何を読もうと聞かされようと
自分自身の理性が同意したこと以外、何も信じるな"ゴータマ・シッダールタ


昔から、ずっとそれでしかない。
これは、全てのことに言えると思う。
専門家しかものが言えない世の中なんていいわけない。