インド音楽と書道は似てる。
スズリで墨をするところから始まり、真っ白な半紙を前に正座で精神を集中して、一筆目から途切れずに書き上げる。
書き直しもきかない。
毎回絶対に同じにはならない即興でありながら、そこには書き順があり意味があり美がある。
型がありながら即興であるインド音楽ととてもよく似ている。
ラーガは例えるなら空に浮かぶ雲みたいなもの。
それは確かに雲というものなんだけど、2度と同じ形で現れることはなく、いつも形は変わっていく。
でも、確かにそれは雲というものである。
ラーガは例えるなら波みたいなもの。
それは確かに波というものなんだけど、2度と同じ形で現れることはなく、いつも形は変わっていく。
でも、確かにそれは波というものである。
型をしっかりと意識して
その形を表現する。
何になるかやってみないとわからない完全即興とは全く違う。
それは書道に似ていると思う。
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