2015年12月19日土曜日

パラダイムシフト 後記

先日、長い怪我の療養期間からの復帰も兼ねて
ヒグマ春夫さんの映像パラダイムシフトに出演しました。

会場となったキッドアイラックホールは、ダンサーの方が多く出演している場所として
今年も素晴らしい公演を何度か拝見した場所。

夏頃にAprlの牧くんもここで公演をしていたので
音響等の癖や特性などはあらかじめある程度聞いておけました。

この日は自身としては初の試みのラップトップとシタールの同時演奏。
とはいえ、ラップトップは事前に準備するのが作業のほとんどなので、
当日は、リアルタイムにどう構築していくかというのを
シタールの即興演奏との空間の響きを見つつ音を置いていくイメージ。

キッドさんの音響が多少クセの強いドンシャリ気味のセッティングなので
結構リハの時点で苦戦しましたが、なんとか演奏可能な状態に調整。
現場でのEQ具合とかもう少し詰めたかったところですが、
そこは今後の課題です。

ヒグマさんの映像は、2月の銀座の時と違い、今までご一緒させていただいた中では、
比較的変化の少ないゆったりとした展開でした。
シタールは演奏中座っているので、見た目のアプローチが映像に委ねられますが、
そういう意味では、もう少し変化があっても良かったのかもしれません。
でも水の揺らぎから始まり、再び水の揺らぎに戻っていく様は音楽とマッチしていて
心地よかったです。
音に合わせて照明で変化をつけて空間の展開をさせてくれたキッドの早川さんの手腕は流石でした。

手法の実験の場としては、非常に恵まれた環境での演奏だったので、
今後また違った場所でクオリティを上げていきたい。

お越しくださいました皆様、ヒグマ春夫さん、キッドアイラックホールの皆さん、
ありがとうございました!





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