2015年12月13日日曜日

景色

リハビリがてら、引っ越してからずっとほっぽってた免許の住所変更の手続きをしようと
立川警察署へ行った時のこと。
その帰り、駅までのバス停の場所を訪ねようと、声をかけた方が還暦を過ぎてまだまだ現役のパワフルなベテラン営業マンの方でした。
ちょうどその方もバスで駅に向かうところだったそうで、一緒にバス停まで向かうことに。
さすがベテラン営業マン。初めましてで名前も知らないし、親子ほどに年齢も離れていたけど、
話題を次から次へふってきて、すっかり心の壁を解いていく。始終敬語を使いながらも、あっという間に他者との距離を縮めていく様をまじまじと見せつけられている間にバス停に着く。
バス停でベテラン営業マンさんとバスを待っていると年配の方が駅までの道を尋ねてこられた。
バスを勧め、一緒にバスを待つ間、会話に加わる年配の方。
この方のお話が興味深く、なんでも福島で会社を経営されている方で、
震災以降、社員が避難のために辞めていった話、
チェルノブイリまで放射能についての視察に行った話、
現地で入手した論文によると、その影響が色濃く出始めるのが、事故から5〜6年後からという内容のものを和訳し、出版する直前で政府に差止めされた話。
等等々、現場レベルの生々しい話。
SFとかじゃなく、現実にこの日本で起こっている実話を聞いているうちに駅に着き、
別れを告げバスを降りると、ありきたりな年末ムードの少し賑やかな街の景色。
2015、日本の年末。
明けてめでたい年を迎えられ ますように。



 

行きに通った昭和記念公園の景色。
燃えるような紅葉した木々が夕日に照らされる様と、忍び寄る雨雲のコントラスト。
何か象徴的な光景。

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