2015年7月11日土曜日

MTOE 出演者紹介その2

Photo by Bozzo

この方とは、7年くらい前に渋谷のとある場所のダンスイベントで
知り合いました。あれから何年か、僕が活動する場所場所で、彼女の踊りを観る事が多く、その度に身体の端から端まで行き届いた動きの息づかいにハッとさせられている田中がいました。先日のモーガン・フィッシャーさんとの共演も素晴らしかったです。
空間を留める様な彼女の踊りを体感して頂きたいです。
奥野美和 Miwa Okuno
ダンサー/振付家/映像作家
3歳よりモダンバレエを大川悦子に師事する。
大東文化大学モダンダンス部在籍中にコンテンポラリーダンスに出会い、その際に観たピナ・バウシュの人間の
リアリティが写し出された舞台写真集に心を奪われ卒業と同時にダンサーを決意する。
2007年より北村明子率いるLeni-Bassoに参加し国内外で活動後、2009年よりソロ活動を開始。
膝の故障をきっかけに東洋のヨガやインドネシア武道を自身のトレーニングとして取り入れ、パワーと繊細さを兼ね備えたフレキシブルな身体を目指す。映像作 家や写真家など様々なアーティストとのコラボレーションの経験をきっかけに【自分では無い物質へ変貌と同化をする身体表現】に興味を持ち始め、それを具体 化する為に自ら実写映像の編集・構成を手掛け、身体・映像・音を一素材として扱い”観る人の内蔵に響く作品”をモットーに総合的な空間芸術創りを目指す。
また理想の空間に適応する身体を作る為に骨と肉の存在に重点をおいた独自の身体メソッドの研究も続ける。
初めて映像とダンスを掛け合わせた作品「ハイライト オブ ディクライン」は現在までに東京・スペイン・パナマ・シンガポール・マレーシアの5カ国にて計13回の再演を行う。
2013年夏より「若手振付家のための在日フランス大使館賞」 の受賞を受け半年の間渡仏し、リリュー・ラ・パプ国立舞踊センター、モンペリエ・ラングドック・ルシヨン国立舞踊センター、パヴィオン・デ・カスカッド/ ヴィバァリウム・ステュディオにて研修・制作・発表を行う。
2014年シンガポールのT.H.E dance companyに招聘され、振付と映像を担当したマレーシア人ダンサーとの共同制作作品「The Body Speaks」はシンガポールの新聞TODAYにて”3つの上演作品の中で最も強い作品”と現地メディアに取り上げられる。
2012年より共同制作を始めた音楽家の藤代洋平と共に更なる”エネルギーとイメージを持つ圧倒的空間”を目指し「N///K」を2014年に設立。
2015年春より東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻へ入学し、本格的に映像と身体表現を使用した空間創りへの研究を行う。
現在大東文化大学モダンダンス部の監督として在籍中。
http://www.miwaokuno.com/

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