先週末は、四谷喫茶茶会記での演奏でした。
この日は、ギターのファルコンさん、タブラの宮木修平君との共演でした。
宮木君との古典では、久しぶりにRaga Ahir Bhairavを。
この日、観に来てくれていたAprlの相方を意識してのRaga選びでした。
茶会記の空間は、生音がゆっくりと空間にしみいる様な場所。
ここで古典を演奏するのは、2013年、茶会記で初めて演奏した時以来でした。
共演のきゅうりくんとの演奏も初めてだったあの時は、
初めての場所の響き方と初共演者のきゅうりくんの音で、
様子をみる感じの演奏だったように思います。
今回は、その時に比べると、何度も演奏させて頂いている空間としての
茶会記で何度も共演させて頂いている宮木君との演奏だったので、
前回の古典演奏とは、対照的なシチュエーションでした。
静かな空間にコーマル・re(半音のレ)が消えていく後ろ姿は、とても美しいものでした。
ファルコンさんのソロは、いつもよりしっとりした内容で、
ファルコンさんの新しい一面を垣間みた様な時間でした。
最後には、3人での即興。
ファルコンさんとは4回目のインプロ。
宮木君とはいわゆるインプロは、初めてなのかな?
始終探り合いに終わった前回とは違い、
最初から最後まで平和的なセッションでした。
温厚なファルコンさんとのセッションは、無駄な駆け引きや奇をてらうような
音はまったく不要です。
そもそも、音楽的に不要な要素な気もします。
ダンサーさんとのパフォーマンスを観るとそういった表現も結構観ますが、
グッときたことは一度もありません。
ただひたすらに美しいものだったりが個人的には好きな様です。
話は逸れましたが、ご来場頂いた皆様、ありがとうございました!